ホノルルマラソン 参戦記 鈴木富江

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*マラソン初挑戦  鈴木富江



背番号です

12月10日
叶わぬ夢としていたホノルルマラソン、ついに来た。
早朝2時起床とあって流石に前日は1時間おきに
目があいた。
目覚ましが鳴り出す前に起床。
ホテルのキッチンを使い朝食をたっぷりと取り
さァ いざ出陣!!
とはいっても  ホテルの近くの公園より
スクールバスにてスタート地点のアラモアナ公園へ
そこで出発までの5時がなが〜〜い。
佐々木投手(大魔人)のスタータによる合図で
歩き出す? そう2万5千人の人数が一度にゲートを
くぐるのはそうそうたやすくはない。
20分位スタート地点から歩くはめになる。
時間がもったいない。
だけど進めない。
半分以上が日本人というだけにあちこちから日本語が
耳に入り外国とはとても思えない。
やっと走り出すことができた。ハートレットの数字をみると
150から160にいっぺんに上昇
ちょっとまずい。ペースダウンをさせて130まで落とす。
なかなか、130の心拍だと思ったような走行はできない。
ちょっとペースを序々にあげる。
5マイルの標識が目に入る。1時間4分で通過
なかなかの調子
トレーニングと同じ状況で無理の無い走りに徹する。
10マイル2時間10分と鳥肌がたつ思いで練習と
ほとんど同じペース。
ものの本に書いてあったのを思い出す。
トレーニング以上の事はできない。
だから、トレーニングで調子を作っていかないと
本番ではトレーニング以上の事はできない。
毎朝の4キロのコースのラン、佐鳴湖でのランと
思いだしながら自問自答しながら、退屈のない快適
な走り、ダイヤモンドヘッドの坂道順調に走り続ける。
ところが、帰り道のダイヤモンドヘッドは流石にきついと
感じはじめところどころ歩いてしまう。
24マイルからの登りはきつい。
吸水も要領よく終わりの方でもらい。混雑を避ける。
トイレは極力さける。無駄な時間は47歳の私には
とれない。うさぎとかめのかめさんになりこつこつと
若い世代の人とは競えず、かめのペースを保ち
最後までコツコツと毎時8キロを守り通し走り続ける。
ゴールが見えたとたん、ダッシュができた。
疲れてはいないようだ。自分でも不思議な力を感じる。
タイムは5時間40分と満足できた。
最後になりましたが、
ここまで走れたのは丸さん(トライアスロン選手)ご夫妻の
真剣なる応援と細かいマラソンに必要な知識、道具(良い
シューズ、マフェトン方式の心拍計のハートレット等)を
見識の無い素人の私に伝授してくださり、あたたかく見守って
くれたお陰だと本当に感謝致しております。
これほどまでにお世話されながら走った走者はいないのでは
無いかと思う程、自分だけの力では絶対なしえない事が
丸さん御夫妻のお力でできた事をほんとに嬉しく思います。
有り難うございました。
夢 叶わないと決めつけるのは私自身でした。
今度はどんな夢を創ろうかな!!



翌日、カピオラニ公園に完走証明証を取りにきています。


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