心肺蘇生法ー補足説明

A周囲状況の確認(2次事故の危険性等)→

  災害などの現場で行う場合、特に上部の落下物等の確認もしましょう

B傷病者の全身の確認(出血、顔色等)→

  傷病者に近接する前に離れて傷病者全体を見て大量出血等の外傷を確認しましょう

C意識の確認(耳元で声をかけ、肩を叩く)→

  肩を叩く事によって傷病者の頭部が揺れないよう額に手を添えましょう

D119番通報、協力者の要請→

  自分は救命活動をしなければいけませんが、いち早い119番通報を心掛け
  周りに人がいる場合は指を差して協力者に通報の要請をしましょう

  また周囲に固定電話がある場合は携帯電話を使わず固定電話を使いましょう
  固定電話から通報すれば消防署が位置を瞬時に把握できます

E気道確保(あごを上げる)→

 仰向けの場合、首が曲っていると気道が開きません
 顎を上げて気道を確保しましょう

F呼吸の確認(気道確保をしたまま目で見て、耳で聞いて、頬で感じて確認)→

  頬はかなり小さな息も敏感に感じ取れます。
  傷病者の口元に頬を近づける事で耳も近づきます。
  またその際、目は傷病者の胸の動きを見る事で呼吸の確認をします

I心臓マッサージと人工呼吸

 圧迫点は肋骨の下端から骨に沿って鳩尾まで指を這わせ
 鳩尾と思われる場所から指2本分上部の胸骨です。

 圧迫する場所は必ず毎回確認しましょう

 マッサージは成人の場合は両手ですが
 体の小さい子供の場合は片手、幼児の場合は指二本で行う事もあります