ペイオフ勉強会

2002年2月4日(月)開催 17:15PMより

ペイオフ解禁まで2ケ月を切り、今回は商工組合中央金庫浜松支店、田中次長様を
講師に御招きし開催致しました。



熱弁をふるっている商工中金、田中次長様

ペイオフ
1金融機関が破綻した場合、元金1千万円とその利息額が「保険金」として
支払われる仕組み。
1971年の預金保険制度の導入とともにスタート、金融機関は預金量に応じて
強制的に保険料を預金保険機構に支払うことが義務付けられる。
      ↓
1996年に当時の金融不安を背景に実施が5年間(2001年4月まで)凍結された。
      ↓
1999年に時期尚早との意見が政府、与党から沸き起こり、2002年3月まで
再延期された。
現在は預金の全額が保証されている「特別な状態」であり、「凍結解除」または
「解禁」とは本来の制度に戻すという意味。

<対象金融機関>
○銀行(日本国内に本店のあるもの)○信用中央金庫○信用金庫○労働金庫
○全国信用協会協同組合連合会○信用協同組合○労働金庫連合会

<非対象金融機関>
○政府系金融機関○商工組合中央金庫○郵便局○保険会社○農林中央金庫
○農協○漁協○水産加工業協同組合○証券会社

保険会社、証券会社等政府系で無い潰れる可能性があるところが問題だと思います。

<預金保険の対象>
○預金、当座、普通、通知、貯蓄、定期、別段、納税準備各預金
○定期積金
○掛金
○元金補てん契約のある金銭信託(ビッグ等の貸付信託を含む)
○金融債(ワイド等の保護預り専用商品に限る)
普通、当座預金については1年間全額保証



女性は金銭感覚が鋭い、参加者の80%が女性

対策
1.自己責任なので銀行の情報(決算書、株価、格付け)の収集と、金融機関の選択。
2.お金を沢山持っている方は預金を複数金融機関に分散化
3.預金と借入金が相殺できるので住宅ローンとのバランスを考える。銀行に問い合
  わせ  、相談が必要。  (万が一の時には書類と預金通帳などを添えて申し込みが必要)
4.個人の事業用預金は法人格が無いと個人、事業用も同一に扱われるので法人格を
  取得して別口座にする。
5.マンション管理組合の長期修繕積立金は1つの独立した預金者とみなされる為、
  積立金を居住者に分割できる管理規定(分割請求権)を設ける。