丸 知司 ハワイワールドチャンピオンシップ参戦記 

丸会計合同事務所の丸です。
以下、恒例のレース週間の様子を紹介します。

開催日 平成18年10月21日
場所 ハワイ島カイルアコナ(スタート及びゴール)
大会名 アイアンマン・ワールドチャンピオンシップ
参加人数 約1800人
天候 晴れ 時々雨、気温は30度前後



一日目

今年も直行便で、コナへ。

今回の同行者は、私の主治医でもある消化器の名医・北川先生ご夫妻と
このHPの管理者の鈴木スプリング社の社長さんと娘さん
(皆さん私の会計事務所のお客様(関与先))
それと、遅れて来るウチのオカミサンの計5人・・・応援は有り難い。

出掛ける数日前にあったハワイ島沖の地震で開催が危ぶまれたが、大きな被害がない
ということで予定通り出発。

コナ空港到着。機内で、少々アルコールを呑んでいたので、心配であるが、着いて、
すぐ、レンタカーを借りる(日本では、いけない。アメリカでも、もちろんいけない)。

今年はコンバーチブル(オープンカーになるヤツ)の赤のムスタング。
ハワイで乗るなら、たまには、こんなのも’アリ’でしょう。
屋根を開けて、バイクケースを放り込めるので結構、便利。

宿泊先のコンドミニアムに移動。毎回、アイアンマンで使うのはこのコンドミニアム。
歩いて、15分でスタート会場へ行けるし、フルキッチン、洗濯機も付いているので便利。

今年は、オーシャンビュウ。
午後は大会会場で選手登録し、説明会に出る。今年の日本人参加者は少ない。
5,60人だろうか。

終了後、マーケットに買い出し。4日分の食料のゲット。
戻って来て、自転車を組み立てる。
タイヤは去年のハワイのまんま、パンクが少し心配だが。
予備タイヤがあるから、まっ、いいか・・・。

夜は,先程マーケットで買ってきた食材で、コンドミニアムのプール前でバーベキュー

いろいろな食材を使うので、反対側でバーベキューをしているイタリア人がちょこ
ちょこ覗きに来る。

仕方がないので、マグロの’づけ’を分けてあげた。焼き具合を教えてやったら、美
味しいとよろこんでいた。

彼らは、芸がない。牛肉を一つの味付けでやっているから、飽きるんだな・・。

こちらは、味付けもいろいろ(味噌まである)だし、鳥、豚はもちろん、シイラ、
’ブリかま’まであるからね(別途、お刺身もある)。

一年ぶりのコナビール(特にペールエール)はうめえー。
部屋に戻り、赤ワインを2、3杯飲んだところで、いつの間にか、意識不明になっ
た、zzzzz。

二日目

師匠(一応)の田中信行さん(シーポおじさん)と朝一で一緒に泳ごうと思ったが、
寝坊。

予定の6時に起きられず。
ようやく、7時に起きた。走って、桟橋(ピア)まで行き、ニキロほど泳いだ。

その後、また走って戻り、すぐに、今日、到着の北川先生ご夫妻達を空港に迎え。

合流後、一緒にお気に入りのケアホウ地区のレストランでランチを食べ、先生の夏服
と食料の買い出し。

自分は自転車の調整があるので、先に戻り、バイク一時間。再度、軽くランニングを
5キロ。

6時から、レース前のパーティーがあるので、顔を出すつもりだったが、
やめて、いつものハゴスで飲み始める。

バーテンはいつものアルフレッドではないが、顔を覚えているのか、愛想もサービスもいい。

やはり、ビール、ワイン、カクテル・・・というところで、
眠くなり、レースのこともあるので、帰る。

部屋で赤ワインを呑んでいたら、またまた、眠くなり、意識を失う。

三日目

朝一6時に起きて、バイクのチェックで、空港近くまで往復。

8時すぎに、朝ご飯(今日はパン)を食べ、
預ける自転車、マラソンの着替え用荷物の用意とチェック。

10時半に、大会スポンサーのブースなどに寄りながら、自転車と着替え用荷物を
持ってスタート会場へ。

20分ほどかかったが、無事、終わり、買い物とランチ。

また、北川先生達は昼からマウナケア山頂、鈴木スプリングの社長さんはゴルフへそ
れぞれ行っている。

荷物預け、バイク預け等事前の手続きは数年前に較べ、本当スムーズになった。
レースディレクターが変わり、これも合理化の一つか。

明日はレース。緊張感は、特にない。体調はいいと思うんだけど、自分ではよくわか
らないね・・・・。

座骨が少し痛い(こちらに来る前、下手なクイックターンを水泳練習で、やったためか)。
レース中、痛み出そう・・・・。


レース当日

四時に起床。四時半から、朝食。五時過ぎに、スタート会場へ。
ナンバリングも、かつては混んだが、すごくスムーズ。
アッという間に終わり、バイクの空気を入れて、準備完了。
後、1時間あるので、応援チームのところに、もう一度行き、写真を撮ってもらったり、
北川先生にレースのガイダンスをしたり。

(1)スイム
  6時50分、海へ。水温はまずまず。28度くらいか。
  7時に号砲が鳴り、スタート。最近、水泳は、遅くなる一方。もうタイムは上がらない。

  半分、あきらめているので、のんびり泳ぐ(今までで、一番楽に泳いだ。

  まあ、明らかに練習不足。特にスピードトレーニング不足。週一、二回、一人で
  ボソボソやっているからか・・・)。1時間14分

(2)バイク
  バイクもトレーニングがイマイチ足りてない気がしたので、無理せず、
  ギアを意識的に一、二枚、軽くして、回して行く。
  もともとスイム順位が遅いので、いつもほど抜かれない。
  去年に引き続き、風が少ないコンディションなので、いつもの感じでバイクを走
  れば、5時間40分から50分では、行けたかもしれない。

  まあ、無理すると、今の自分のトレーニング量から考え、ランニングに悪影響が
  出そうだから、
  こんなもんかな・・・。
  結局、6時間ちょうどで終了。

(3)ランニング
  バイクが走れなかったから、足は比較的軽い。天候も涼しく、いつものアイアンマンらしくない。

  アメリカ自体、不動産バブルがはじけ始めている。原油先安感で株価は上がっているが、
  景気に陰りが見え始めているせいか、沿道の応援も、去年の半分。

  それでも、さかんに声を掛けてくれるから、すごく嬉しい。
  3時間31分で楽しくゴールできた。

(4)トータル
  10時間57分で終了
  今回はあまり暑くもなく、風もなく、ダメージは少なかった。
  
  また、積極的にバイクでチャレンジしなかったから、自分自身としては今回の
  レースは面白くなかった。
  不完全燃焼とでもいうのか…やはり、ダメで元々。チャレンジしなきゃいけない
  と思った。

自転車を受取り、部屋でシャワーを浴び、ハゴスへ食事に
(食事といいつつホントの目当ては・・・)行く。

今夜は、いつものバーテンがいて、完走を誉めてくれた。

10時半頃、最後のゴールシーンを見るために、再度、ゴール地点へ。
11時59分の最後のランナーは最高齢のシスターマドンナさん。なんと、劇的なのか!!!!
感動で、目がウルウル。アイアンマンはいいなあ・・・そろそろ引退しようかな・・
なんて思っていたが、気が変わりそう。


最終日

アッという間の最終日。北川先生達とコナ周辺のコーヒー園と国立公園に。その後、
コナブリューワリでビール。
午後は、部屋に戻り、のんびり。昼寝したり、ビール呑んだり。最高のひととき

パッキングを始めてたら、夕方になったので、アワードパーテイに

今回から会場のビールがコナビールから大手のミカラブに(どうでもいいことだが、自分としては残念)。

日本人の表彰対象は本当に少なかったが、その中でも、エイジ男子の60−64の三森さんの4連覇が
なんと言っても光っていた。これは本当にスゴイことで価値があることだと思う。

今回の感想としては、次の2点。

(1)欧米人のタイムトライアルバイク
   全盛の感がある。それと魔法使いみたいなヘルメット。速いから、またサマに
   なっているのがニクイ。
   
(2)日本人のエイジの高齢層は意外と’若い’というか、若く見える。
   きっと、食べ物のせいだろう。
   魚食べているせいだ。平均寿命が世界一なのが、こんなところで納得できる。

   日本人はプロが元気がないから、エイジグループで頑張ろう。
   (日本ではこの競技自体人気がないから、プロはかわいそうだね。食っていけ
    ないよ・・・藍ちゃんは3日で何千万稼ぐのに)

                                      
   では、また。次回のレースで。