第4回アイアンマン・コリア トライアスロン大会 結果報告書           疋 田 浩 気

Name

Naition

TotalTime

SwimTime

BikeTime

RunTime

1

Jan STANGMULLER

CZE

9:09:42

52:54

3

4:55:23

1

3:21:26

13

2

Matt WHITE

AUS

9:15:46

55:36

5

5:11:16

3

3:08:55

4

3

Byung Hoon PARK

KOR

9:16:51

1:05:20

37

5:06:00

2

3:05:32

2

4

Yoshinori TAMURA

JPN

9:26:17

58:20

10

5:20:31

7

3:07:26

3

5

Justin GRANGER

AUS

9:27:07

55:26

4

5:18:43

5

3:12:59

8

6

Carlo FRAGIACOMO

Italy

9:33:52

1:01:54

20

5:22:58

9

3:09:01

5

7

Gary MANDY

HKG

9:54:25

56:06

7

5:25:53

11

3:32:27

25

8

Chang Jae YEO

KOR

9:57:52

1:04:34

32

5:12:45

4

3:40:34

42

9

Hiroki HIKIDA

JPN

9:58:46

46:05

1

5:20:44

8

3:51:58

70

10

Belinda GRANGER

AUS

9:59:05

56:01

6

5:26:27

12

3:36:38

33

今回のレースは私にとって初のアイアンマンレースであり、
今年のアイアンマン・ハワイへの出場権を獲得する唯一のチャンスでもある重要な意味を持つレースでした。
そのため、あまりに無謀なレース展開をしてランで潰れてしまうことがないようにと、自分に言い聞かせて臨みました。

6月末に出場したトライアスロン徳之島大会で経験した不足している点を克服するように努めました。
途中で強烈な落車をして1週間ほど休まざるを得なかったことを除いては、ある程度順調にトレーニングを消化できました。

しかしレース3週間前に長く続いた雨でバイクに乗れない日が続いたので、2週間前になって焦ってトレーニングした結果、
レース直前に疲労が出てしまいました。一日中眠気に襲われ、全身がむくんでいました。
体重も予定していたよりは重めに感じました。
完全に調整ミスでしたが、その状態でも自分のレースをしようと心に決め、レースをスタートしました。

レース展開は・・・

スイム・・・あまり泳いでなかったのでスピードが上がらなかった。
2周回のコースで一度陸に上がり、ビーチを走らなければなりませんでした。
また2週目は周回遅れの選手が非常に多く、満足に泳げませんでした。
私があまりに速くスイムを終えたので、観客やボランティアの準備がなされていなく、トランジッションに向かう通路も閉ざされていました。
それでも後続の選手に7分弱の差をつけることができました。

バイク・・・バイクコースはあまり平坦なポイントの少ない、アップダウンの激しいもので、さらに風が強く厳しいコースでした。
スタートして体調の悪いことに気付き、練習のときよりも遅いペースでしか走れず、精神的にも苦しかったです。
あまりに遅く危機感を持ち始めた25キロあたりで2位の選手(優勝したチェコの選手)に一気に抜かれました。
何とか付いていこうと思いましたが次元が違いました。
そのままズルズル離され、70キロあたりでさらに後続のオーストラリアの選手に抜かれました。
そこでやっと目が覚め、彼に必死で付いていきました。
上りで速かったのですが、平地や下りでは彼のほうが速かったです。
後輪はディスクホイールをはいていました。後半の50キロくらいは私が前を引く形でフィニッシュしました。

ラン・・・スタート後の5キロのペースが速すぎてしまい、そのツケが15キロ過ぎから足にきはじめました。
ハーフ21キロは1時間34分で通過したのですが、25キロからは歩いたり小走りにしたりしてしまったせいで、
後半の21キロは2時間16分以上もかかっていました。
ただスイムでの貯金があり、こんなランニングでも9位に入賞することができました。

 

 

次はいよいよ10月18日(土)に行われる、アイアンマン・ハワイです。
このレースは全米ではもちろん、ほぼ全世界中で放映されます。
全米ではツール・ド・フランスやNHLのスーパーボウルなどよりも視聴率が高いそうです。

特に最初のスイムでは(今年は誰が先頭なのか)ということに皆が関心を持って注目しています。
スイムを終えてバイクをスタートするとすぐに坂を上るのですが、その坂には尋常ではないくらい
幾重にも群がった観衆が、先頭の選手が通るのを待ち構えているそうです。

ハワイ史上、日本人がスイム、バイク、ランの各ラップを取ったことはなく、もし自分がトップで上がってきて、
大観衆の待つ坂を雄叫びを上げながら上れると思うとゾクゾクします。
その想いを持って残りの1ヵ月半の期間のトレーニングを頑張っていきたいと思います。
応援よろしくお願いいたします。

                                                以上