第19回宮古島トライアスロン大会 参戦記 

結果 丸知司 85位 トータル 9:42:16
           スイム  0:47:07
           バイク  4:58:33
           ラン   3:56:36


4月20日に行われた沖縄・全日本トライアスロン宮古島に参加して参りまし
た。国内外からのトライアスリートはプロ、アマを含め総勢約1,500名。美
しい自然と島一丸となった応援。シリアス派もいれば、ホビー組も楽しめるのが
この大会のよさでしょう。
 

*宮古島の目の前にある伊良部島に変った池があります。通り池、絶壁の30m
下が池で海とつながっており、海から潜って中に入るそうです。
*レース前、前夜 左がレース参加者3名、右喧しい応援団


昨年は体調が悪く、とうとう満足に練習もできないまま宮古島、アイアンマンハ
ワイと参加。今年に入っても不調は改善せず、とうとう今年の2月のアイアンマ
ン予選は初のリタイア。従って、今年のハワイは参加資格を取っていません。
 
気力、体力を充実して大会に参加したいのですが、思うようにいかないです。毎
年この大会を楽しみにしてくれる10人以上の応援団の為にも’完走だけは’と少
し消極的な気持ち。
よく考えたら、今年は10年連続10回目の参加です。37歳でトライアスロン
を始め、
実績もほとんどないのに、38歳でこの大会に補欠で参加許可をもらい、運良く
初参加。以来,10回目。完走できれば10年連続完走!!!
思えば、最初の頃は11,12時間もかかって、走ったり歩いたりで順位も真ん
中前後をウロウロ。それが、この4,5年、40歳を遙かに超えてから、タイ
ム、そして順位も急速にアップ。一昨年はもう少しで8時間台の9時間1分。こ
の競技はある程度年齢がいってからでも十分対応可能。ポイントは疲労が翌日に
大きく残るような高い心拍のトレーニングを慎むことだと思います。
 
今年は台風が台湾の南にあり、開催が危ぶまれました。しかし、台風は進路を変
えてくれて、お天気はまずまず。午前中は薄曇り、昼くらいから晴れはじめ、午
後のマラソンの時は強烈な暑さとなりました。海沿いですからバイクの時の風は
毎年強いです。
 

レーススタート前、右の2名は初参加です。




(1)スイム(3.0km)

 
去年の死亡事故があったため、選手同士のぶつかり合い(バトル)がなくなるよ
うにコース変更。波は余りなかったのですが、コース変更の影響で逆潮の区間が
長くなりました。
また、スイムも途中で通過時間の制限タイムを設けたのが今年の特徴。自分は意
識して低心拍、気持ちよく47分で終了。
 

スイムが終わりあがってきたところです。バイクへの着替えを取りに行きます。




(2)バイク(155km)

 
美しい島の風景。ポイント、ポイントで応援団の声援。この大会の最も楽しい瞬
間です。意外にもタイムは昨年より少しよく4時間58分。走っていると後続か
ら集団がやってくる。後ろにつきたい誘惑がでるが(真後ろにつくと風の抵抗が
軽減されるため。でもこれは違反:ドラフテイングといいます)、ここでついた
らハワイで走れない。我慢のしどころ。でも、練習不足の体はやはりいうことを
ききません。
 

バイク40k、55キロ地点



(3)マラソン(42.195km)

今回は猛烈に暑くなりました。多分、自分がこれまで出場した中でも、最高気温
だったのでは。自分は比較的暑さは平気でマレーシア・ランカウイ島の40度の
中でも、ハワイ島でもあまり気になったことがありませんでした。ただ今回は暑
く感じました。最高気温の発表は28度あたりだったのですが、体感気温は全く
違いました。エイドで何回も水を全身にかぶりました。マラソンコースとしては
結構アップダウンがあります。すごいのは応援があまりとぎれないことです。沿
道の応援は日本一。嬉しいのですが、困ったことに、立ち○○○をしたくても、
当然トイレのあるところまで我慢です。昨年から、当事務所のスタッフ(豊田
君)も応援に来てくれるようになりました。彼はランコースの裏道をあちこち調
べて、いろいろなところに出没して励ましてくれました。ゴール間近は練習不足
でバテバテ。でも、応援団が最後の競技場で花束と缶ビールを持って待っていて
くれるのです。タイムは精彩なく、調子上がらず3時間58分。よいときより、
30分以上悪い。缶ビールを一気に2本頂き、完走の喜びを味わいました。美味
かった。
           応援団の皆さん有り難う!!!
 

ゴール手前です。応援団とのスナップ



(4)オトオリ
(宮古の酒の飲み方のルール:コップの底に心があるから、もらったコップは底を見るまで呑まなければなりません)
 
レースが終われば、シャワーを浴びて、オトオリに一直線。
10年来の付き合いとなった宮古の瑞慶覧さん夫妻、応援団との飲み会。
10回連続完走祝って、瑞慶覧さんの奥さんが、赤飯と馬肉鍋を作ってくれてま
した。
宮古の小豆は、内地と違って真っ黒け。小粒でも味が濃くて美味しいです。
オトオリも毎年恒例でみんな板に付いてきました。
最近は何をしに4月の宮古に来るのかわからなくなりました。今回も宮古入りし
た日は回ったオトオリは覚えているだけで20回以上。記憶が途中からありま
せーん。応援団の中で、かつて、ご夫婦できている方がいたのですが、旦那さん
がオトオリのやりすぎで、夫婦ケ○カになり、翌年以降、奥さんの同行が得られ
なくなった方もいます(旦那さんの方は、内心、喜んでいるようで、とにかく、
その後も懲りずに毎年欠かさず、参加していますから)。彼らは、夫婦ケ○カ
は、もとより、毎年オトオリの後の平良港辺りのバーで何かの思い出を残して
いってくれる。この前も、女の子が揃っている(10代から70代まで)素敵な
クラブ発見。特に10代の娘はシーサーと麻原彰晃(松本さん)を足して2で
割ったような子がマイボトルのお酒をいっぱい飲んで楽しんでくれたり(?)、
早朝、自分がジョギングしようとすると玄関で一休み(?)していたり、宮古空
港に着いてタクシーに乗ったら、去年の思い出話をしだしたタクシー運ちゃんが
すごくごきげんだけどうるさい客を昨年大会の時の夜中に乗せた話・・・それは
オレだよ・・とは言えなかった。一年前の客のことなんか覚えているな
よ・・・!

皆さんのオトオリ、美味しい餅かつお



(5)おわりに

9時間42分。この体調、気力で完走できたのは、宮古の自然、沿道の応援、私
設応援団のおかげ。応援、本当に有り難とうございました。オマケに、大会翌
日、年代3位入賞の電話連絡。表彰式に出て下さいとのことでしたが、そんな予
定はなかったし、飛行機の時間がなかったので、そのまま、宮古島を後に。宮古
島、そして宮古島の友達有り難う。飛行機の窓から心の中でお礼を言いました。
もちろん缶ビールを飲みながらですが・・・。次はちゃんと練習して、飲み過ぎ
ないようにして・・・無理だろうなあ・・・




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