丸知司 18回宮古島トライアスロン大会 参戦記 
記 丸 知司

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4月21日に行われた沖縄・全日本トライアスロン宮古島のレポートです。

今年も日本、海外からプロ、アマを含め総勢約1,500名が出場。
オトオリとトライアスロン・・・これが宮古島。


私の方は1月のアイアンマン予選の後、体調が悪く、とうとう満足に
ランニング等もできないままの参加、そして大会当日となって
しまいました。

参加を取り止めたかったですが、10人以上の応援団のツアーの
キャンセルを考えると行かない訳にも・・・。

宮古島大会は年間2,3回しかレースに出ない私にとっては、非常に大切に
している大会です。この2年雨混じりが多かったですが、今年はお天気は
まずまず。午前中は晴れ、午後のマラソンの時は薄曇り。
気温は28度くらい。ただ風が強い。

レース当日スタート前、東急ホテルの中庭で


(1)スイム(3.0km)

アイアンマンより約1キロ短いが選手同士のぶつかり合 い(バトルといいます)
は同じ。逆に宮古島の方がバトルはきついかもしれない。

スイムのスタート1秒間隔です。

水温は26,7度。すばらしい透明度であるが、風のせいで、波がすごく高い。
宮古島の東急リゾート前の前浜ビーチを三角形にコースを作ってあります。
曲がり角には目印の船が浮いているのですが、波がきつくて時々その船を見失う。
後で聞くとこの波でおぼれた方が4人、一人が水死、一人は意識不明の重体だったと
のこと。
この時点で大会は中止すべきだったと思います。

そんなことを知らず、私は、先が長いからと、心拍が上がらないように、のんびりと。
約52分で、順位は90番くらい。上陸すると応援のみんなの声援がすごい。
知っている顔もいっぱい。
素早くヘルメットをかぶり、自転車シューズをはいて、バイクに飛び乗る。

(2)バイク(155km)

今回は完走できればよいと、とばさず走る。今年は風が強く、厳しいレース。
美しい島の風景を堪能しながら、コーナーで転倒しないように適度の緊張感をもって
走ります。
ポイント、ポイントで応援団が待ちかまえていて、励ましを受けます。
体調が本当でないため、押さえているにもかかわらず、3時間過ぎから
体が動かない。ときどき全身がつった状態になってペダルが踏めない。
もどかしさを覚えながら、5時間19分でバイクを終え、マラソンの着替えテント
に。
今回は暑く、エイドで何回ももらった水を全身にかけました。

バイクスタート60KM地点、城辺運動場横の登り坂、0,25秒間隔

(3)マラソン(42.195km)
マラソンにはいると、1時過ぎなので、気温が上がるのが普通ですが、
この時間帯から天気は薄曇りに。少し楽になりました。でも、少しでも
日が差すとさすがに宮古島。頭から冷水をかぶりながら走ります。

ランスタート6KM地点、苦しくても楽しんでる顔みてください。0.15秒間隔

マラソンコースとしては結構アップダウンがあり、国内の大会では
一番きつい。ただ、沿道の応援も日本一。バテたとき、本当に励みになります。
とうとう調子が上がらず4時間06分でゴール。

フィニッシュ直前、丸さんが早すぎて応援団が追いつかない。
0.15秒間隔、応援団0.30秒間隔


レースが終わって、総合競技場にて


(4)4種目目はオトオリ

レース後は楽しい応援団との飲み会。
いつもお世話になる宿のオヤジサンも交えて・・・。
先ずは港のそばの中山で食事がてら、軽く一杯。
そして、お待ちかねオトオリ(宮古の酒の飲み方のルールです)です。
コップの底に心があるから、もらったコップは底を見るまで呑まなければ
なりません。

応援団も今年で5回目、オトオリが様になってきました。
私は疲れていたせいか、2周目の前半でダウン。
とにかく、つらくもあるけれど、楽しい一日が終わりました。


トータル10時間17分。昨年の記録より1時間以上悪い。でも、この体調で完走は
できないかも・・・と危惧してたわりに最後まで行けたのは応援団のおかげ。

応援、本当に有り難たかったです。年々応援の人が増えてきました。
うれしいやら、宿等の手配が大変やら、飲み過ぎでしまうやら・・・。

今回は体調も悪いし、トレーニング、気力もイマイチ。
レース途中、数回、ここで止めよう・・思いながら、
結局、最後までもってしまった・・という感じでした。
応援が後押し。完走は無理と思っていたのでゴールは本当に嬉しかった。
トライアスロンはゴールしてナンボです。

今日、3度目の精密検査をしてきます。
体調を戻して、ハワイ島で必ず復活します。


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