丸知司 アイアンマンハワイ予選会 参戦記 記録詳細はこちらをご覧下さい

このレースは10月のハワイ・アイアンマンの予選会。予選会は世界中で行われ、
このレースは今年の第1戦。こ
こで予選通過してしまえば、もう10月まで出なくて済む
ましてや、最近のアイアンマン人気はアメリカ、ヨーロッパ、オセアニアで非常に高く、
特にアメリカ本土、カナダの大会に至っては募集当日に1500人ほどの定員が瞬時に埋まるか、
もしくは予選会出場のための予選会ができたり、とその過熱ぶりはすごい。
今回のランカウイもアメリカ、オーストラリア、日本だけでなく、遠く北欧、南米からも参加選手が集まった。

クオリファイ(ハワイ出場許可)されるのは各エイジグループ(年代別)で上位2〜3人まで。
強豪の多
い欧米からの参加もかなりあり、やっぱり無理かなと思いつつ参加。

(1)レースの様子

@水泳(3.9K、1時間1分)。

 三角形のコースを1周回。7時15分真っ暗な海に泳ぎ出す。
 水は港のそばのせいか、余りきれいでない。
 泳いでいるうち日が昇り、明るくなる。水温が高い為、ウエットスーツは禁止。
 水泳は可もなく不可もなく無難にこなす。余り疲れていない。調子がよいかもしれない・・・。

A自転車(180.2K、5時間39分)


 
島を2周回。道がすいている為、自転車ではパック(集団)ができない。
 一人で気持ちよく走れる。 ほんとうに180キロ一人旅。
 風が強く、海沿いの道に出たときスピードがガタッと落ちる。
 じわじわ上がるいやなアップダウンが数カ所。景色がよい。
 1周目はまだ、早朝なので、なかったが、2周目にはいると農村部では牛の行進がはじまっている。
 従って、道路のいたるところに、でっかいウ○コが落ちている。
 細いロードレース用タイアで踏むと粘土質にとられて、 転倒でもしそう。
 気をつけて避けて通る。アイアンマンの緊張と対照的なのんびり気分にひたれる。途中にもうけられた
 エイドステーションの補給は水分と果物、ビスケットなど。
 自分で用意した赤飯のおにぎりを食べ尽くすとこれらに手を出す。

Bマラソン(42.195K、3時間32分)


 
結構なアップダウンがある約14Kのコースを3周回。エイドは補給が水分以外は果物だけ。
 子供達を中心にすごく応援してくれる。マレーシア人はフレンドリー。
 応援で来たはずの日本人のなかには応援そっちのけで沿道のマレーシアの子供の相手をしている人がいた。
 何しに来たのでしょうね・・・。
 レースの方は35度を超える暑さでリタイア多数。
 ランスタート時は、アメリカ人そして、オーストラリア人等 数人に先行されたよう。
 酷暑の中のマラソンは比較的嫌いでなく、苦しいながらも、キロ4分45秒ペースを守るよう走る。
 最終的には後半ペースダウンしてオーストラリア人の一人は抜けませんでしたが、
 なんとか持ちこたえてようやく感激の2位でゴール。総合10時間19分の長旅が終了。

翌日の夜は、表彰式。国王様から直に表彰されるものですが、今回は日程の都合がつかず、
そのまま空港へ残念。乗り換えのクアラルンプールの夜景と満月が綺麗でした。

 

(2)感想

@マレーシア(ランカウイ)で楽しみかつレースで頑張るには次のことを心すべし。

  
飲食について

   日本人とマレーシア人、水、食べ物(辛いもの含む)に対する耐性の違いに注意。
   これをクリアしないとここは完走できないです。私は着いてすぐやられました。
   大会前日まで下痢。特に金曜日の夜中は我慢できず30分おきに一回。
   私だけでなく、多くのアスリートが腹痛で苦しんでいたようです。
   私は偶然持ってきた抗生物質と整腸剤のビオフェフミンをがぶ飲み。
   いちかばちかのこれが効きました。
   レース中は腹痛が本当に軽くなり、リタイアせず、助かりました。
   (でも、フローテイングでスタートを待っているとき、我慢できず、少し、 海でしてしまいました。
   私はその場からすぐ逃げましたが ・・そばにいた人ゴメンね)。

   マレーシアでの普段の食事はタイ料理、インド料理、中国料理いずれもごちゃごちゃ(一つの店でさえ)。
   友人が当たるから止せというのに、夜な夜なと出かけて屋台で食べてました。
   安くて旨いのです。
   麺一杯、60円くらい。ビールは(おいてあるところが少ないですが)30円くらい。二人で300円分食べると死ねます。

  時間について

   マレーシアタイムというのでしょうか。
   南の島へ行くとよくあることですが、時間が遅れることを何とも思わないことです。
   
カーボパーテイ、アワードパーテイいずれも1時間遅れで始め、そんな事当たり前という感覚。
   そして、それが終わるのが夜の12時過ぎというのも強烈。


Aおまけ(トライアスリートの秘密暴露)

 
トライアスロンを見たことあるけど、やったことのない方は
 参加者は長時間の自転車の時、トイレはどうしているのだろうかと疑問におもったことありませんか?

 その疑問にお答えします。全員とは申しませんが、かなりの人が自転車に乗ったままヤッテいるのです。

 わたくしがこの歳になって、今回、一歩成長したことが一つ。自転車に乗っているとき、アレ(大ではありません)ができたのです。
 今までどうしてもできずに、トイレの比較的近い私には悩みの種でした。
 決意したのは今年の新年会のときのことです。トライアスロンをやっているという若い女性が
 平気で’シテイル’と豪語しているのを聞き、8年もやっていて1回もできない私は努力が欠けていると認識。
 今度のランカウイで絶対やってやると心に誓いました。繰り返し、繰り返し努力しました。とうとう2周回目でできました
 (でも、登りや向かい風でやってはいけません。後ろに迷惑です)
 嬉しくて、転びそうになりました。転んでは元も子もありません。
 その後はエード毎に、腰から下に水をかけまくり、足がふやけました。
 靴は日本でよく洗いましたが捨てようかどうしようか迷っています。
 ともかく、今回ベストタイムが出たのはこのせいかもしれません。


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