丸知司 参戦記

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4月15日に行われた沖縄・全日本トライアスロン宮古島のレポ ートです。
日本で最も人気があるこのレースは海外からのプロ、アマを含め総勢約
1400名が出場します。ボランテイアは6000人。選手一人に4人着く計算。
本当に頭が下がります。これ以外に、応援団がすごいですから、このときの
宮古島の人口は1万人は増えるのでは・・・?

ともかく年間2,3回しかレースに出ない私にとっては、非常に大切に
している大会です。



スタート前ウォーミングアップが終わってツーショット

当日の天候は小雨のパラつく薄曇り。気温22,3度。
2種目目の自転車での転倒に気を付けなければと思いつつのスタート。



スイム、警備の船が待機しています。



スタート前気合を入れている。 スタート直後

(1)スイム3.0km


身震いするような1400人の一斉スタート。
選手同士のぶつかり合 い(バトルといいます)に負けないように。
殴られてもこのときだけは怒らないし、殴り返さない。
水温は24,5度。ウネリもなく、すばらしい透明度。泳ぎやすい海。
アイアンマンより約1キロ短いせいか比較的楽に泳ぎ切る。
とにかく、今日1日先が長いですから。
心拍が上がらないように気を付けて、のんびりと。
約45分で。順位は80番前後だったよう。
上出来。上出来。上陸すると、応援のみんなの声援がすごい。
素早くヘルメットをかぶり、自転車シューズをはいて、バイクに飛び乗る。



スイムから上がってきたところです

(2)バイク(155km)

風とアップダウンはあるものの美しい島の風景を堪能しながら、
コーナーで転倒しないように適度の緊張感をもって走ります。
ポイント、ポイントで鈴木社長を始めとする大応援団が待ちかまえていて、励ましを
受けます。レース時間が長いので、気持ちが少し滅入ってきたときにこの声援は
効きます。何回も気を取り直して、ペダルを踏みます。
昨年よりは雨はひどくなかったので、バイクタイムの良い人が多かったと思いま
す。
4時間48分でバイクを終え、マラソンの着替えテントにとびこみます。



左90度に曲がるコーナーにて、   平良市内での応援

(3)ラン(42.195km)



スタートから約5キロ地点

今回は暑すぎず、まずまず我慢できる範囲。
でも、少しでも日が差すとさすがに宮古島。汗がふきでます。
頭から冷水をかぶりながら走ります。マラソンコースとしては結構アップダウン
があり、国内の大会では一番きつい。ただ、沿道の応援も日本一。バテたとき、
本当に励みになります。
途中から調子が上がって3時間28分。着替えやトイレタイムを除くと正味3時間
20分か。



平良陸上競技場に入った直後      フィニッシュ直前

(4)最後に
トータル9時間2分。昨年出したベストタイムの大幅更新。
宮古島で初めて、エージ2位の表彰台。
夢の8時間台まであと少しに迫ってきました。



応援団と     洋子さんとツーショット

(余談)

レースの約4週間前、トレーニング中に転倒。大転子を強打。肋骨にヒビ。
転倒後3,4日は身動き取れず。寝たきり。
思えば、2年前の宮古島の直前にも自転車で落車しました。
尾てい骨を骨折して、レースでは散々な目に遭いました。

今回もその二の舞かと本当にがっかりしましたが、回復が比較的早かったのと、
宮古島の同宿した中に、接骨院の先生がいて、直前の治療をしてもらったのが、
救いだったようです。レースではマラソンの下り坂の時、少しひびくくらいで
助かりました。

レースまでのトレーニングは普段通り(上記のケガをする直前まで)。
相変わらず、絶対無理しないトレーニング内容。
いつも心拍計をつけて、最大心拍の80%以上の負荷はかけない。
ほとんどが60%前後(100から115拍前後)のニコニコペース。
ときどき、130拍まであげるエアロビックインターバルを行うのみ。
トレーニングタイムは朝の2時間(時間の融通が一番効く)。後はこまきれ時間。
今はこれがうまくいっているようです。

レース後は楽しい応援団との飲み会。
いつもお世話になる宿のオヤジサンも交えて・・・。
お待ちかねオトオリ(宮古の酒の飲み方のルールです)で完走祝賀会です。
とにかく、応援、本当に有り難たかったです。年々応援の人が増えてきました。
うれしいやら、宿等の手配が大変やら、飲み過ぎでしまうやら・・・。

次は10月のハワイ島、コナ。4度目のアイアンマンハワイ。
少し休んでから、またこれに向けてがんばります。






今回も最後まで読んでいただき有り難うございました。    丸知司


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