丸知司　アイアンマンアジア参戦記

お世話になります。
チェジュ島・ハワイの予選会であるアイアンマンアジアのレポートです。

（１）スイム約４キロ（１時間７分）
なかなかの透明度の海。朝靄と少し高い波の中、２１カ国・参加者１０３６名（プロ
１７名を含む。また、女性は９４名）が一斉のスイムスタートの瞬間。意外と低い水

温で２２，３度でしょうか（寒さに弱い自分です）。
沖合１キロの船を回って帰ってくるコースを２周回。１回戻ってまたでていくのは精
神的につらい。コースを明示するはずの赤いフロートが見にくく、何回もコースアウ

トしながらも何とかクリア。時間は予定の１時間を遙かに超え、１時間７分。出遅れ

たと思い少しガッカリしながらも、バイクトランジッションへ駆け上がる。この路がす

ごい上り坂で、きつかった。（後で記録を見ると、スイムは５７位で全然悪くなかった。）

（２）バイク１８０キロ（５時間４０分）
一番心配していたのが、島１周のバイクコース。素晴らしい道路と徹底した交通規
制。高速道路片側３車線の追い越し車線を完全交通規制していた。２３００人のお

巡りさんが見守ってくれました。国を挙げてのバックアップとは嘘ではなかったです。

断続的なアップダウンはあるものの最後の４０キロだけが向かい風でその他は整備

された走りやすいコースでした。沿道の応援の人たちに感謝しつつ、なんとか最後ま

ものすごいアップダウンにただア然。今まででたトライアスロンのマラソンでは一番
きつい。フラットな箇所が少しもない。１８０キロの自転車の後の足に非常に応えた。

比較的好きなマラソンもこのアップダウンに今一歩。途中３０キロくらいでハンガーノ

ックになりかけるが、バナナや補給食を必死にとって何とかクリア。逆に３５キロくら

いからやっと調子がでてきた。宮古島では３時間２０分くらいで走れるようになって自

信がついてきたのだが、思うようにスピードに乗れませんでした。それでもランラップ

６６位ですから、これもみんな大変だったということでしょう。最後は大会本部のある

チュンムンリゾートのロッテホテル（豪華なオフィシャルホテル）で感動のフィニイッシュ。

お巡りさん２３００人、ボアランテア２５００人その他沿道の応援多数。スイムコー
スなどにいくつかの問題はありましたが素晴らしい大会だったと思います。

総合成績（トータル）　
丸　知司
１０時間３５分０６秒。総合６２位。できすぎです。今年もハワイを走れることにな
りました。３回目のハワイは何とか自己ベストでいきたいです。

丸　洋子
１２時間３１分４５秒。総合３５６位。女性年代別３位。ハワイの出場権は２位まで
なので非常に残念でした。キャンセルがでれば、行けたのですがそれもありませ

んでした。去年の２回の手術からよく立ち直り、この半年よく走り込んでがんばっ

たのではないかと思います。最後のハワイ登録開始手続きの時は涙を流してい

私の方は昨年１年を振り返ればケガに始まりケガに終わったと言う感じ。４月の落
車、骨折で、結局、休養、リハビリ、トレーニング再開、回復までの間の４ヶ月のロス

が最後まで尾を引きました。存分なレースは宮古、佐渡、ハワイで１回もできません

でした。
今後のためにはいろいろと勉強になりました。精神的に少し鍛えられた気がします。

これまで比較的順調だっただけに苦しいレースシーズンでした。今年は宮古島から

自己ベストがでています。

番外編
レース翌日、禁酒が解けたので、夕方から海岸で海女さんが潜っては食べさせてくれ
る露天に行きました。ＪＩＮＲＯとその取れたての刺身で一杯(イッパイ）やりました。
ここでは目の前の海でサザエ、アワビ、とこぶし、タコ、その他魚では（カワハギ、かさ
ご、あいなめなど）を次々とってきては比較的安い値段で刺身にしてくれます。本当に

美味かったです。ＪＩＮＲＯなど１本２００円ですから。はじめは遠慮し合っていた現地の
人と最後は酔っぱらって大いに意気投合して騒いでしまいました。向こうは全然うすめ

ないで、ストレートでがんがん。こっちは水割りですが結局１本のみ切ってしまい、６時

から始まる表彰式にはベロベロで参加。表彰式で舞台の上に上がったときは、完全

宿はコンドミニアムを借りて自炊（面倒になるとホテルのレストラン）で食べていま
した。
ハワイ島のようにきれいではないですが、食事をはじめ生活は結構なじめました。

以上、４日間のレポートでした。読んでいただき、有り難う御座いました。　　　　

　