2000.1.28 中日新聞掲載 ボイスメール本格サービスへ9日に浜松でセミナー
スプリングメーカーの鈴木スプリング製作所(浜松市西島、鈴木貞男社長)は、音声版電子メール「ボイスメール」のプロバイダサービスを本格的に始める。営業部門を持つ企業の経営者やシステム部門の担当者などを対象に二月九日、浜松市東伊場のサンピア浜松でセミナーを開き、サービス提供先の企業を募集する。

 通信事業の発展を見込み、スプリング以外の新たなビジネス拡大を目指して全国二十四ヶ所に情報センターを持つエブリネット(東京都新宿)とフランチャイズ契約をした。既に数十社と契約しているが、本格的なサービスを展開するためセミナーを企画して、提供先を拡大させたいとしている。

 鈴木社長は
「サービスは米国のトップ企業五百社のうち八十四パーセントが導入するなど、業績向上を図るツールとして期待されている」とし、年末までに百五十社の加入を見込んでいる。

 基本料金(一ヶ月)は五十人までの登録で一人千五百円。セミナー(午後一時〜三時三十分)はエブリネットの一條好男社長と同メール利用企業が、システムの紹介や活用事例など話す。(中略


ボイスメールは電話を使った情報連絡システムで、情報センターにID登録して、伝言の送受信や転送を行うパソコンなどを利用して情報を送るEメールに比べ、簡単でスピーディーなうえ、Eメールのように何ヶ所かへ一斉に伝言を送ることが可能。通信費のコスト削減や営業サービスの向上に役立つとして今後普及が見込まれている。

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