第65期経営計画発表会
2021年8月27日(金) 食堂にて

 

第65期経営計画発表会を行いました。

例年はホテルにて、発表会とパーティを行っていますが、

今年は昨年同様、新型コロナウィルスの感染拡大を懸念し、社内で簡潔に行いました。

来年は新型コロナウィルスの問題が収束し、いつも通りの経営計画発表会ができることを祈ります。


経営計画書にもあります、社長の言葉を掲載します。
経営計画発表にあたって

2020年、感染症の発生の認識とその拡大に伴い、コロナショックとして世界経済に大きな打撃を与えた。

 それが原因となり、短期的に売り上げが大きく落ち込み、単月で約50%の減少。さらに、半導体の需要と供給のアンバランスによる半導体不足と、半導体工場の度重なる火災や天災により需給バランスが大幅に変動し、自動車メーカーの生産が単月で40%近く落ち込むこととなった。

 過去の経済を振り返ると、1990年にバブル崩壊、2000年にはITバブルが崩壊し、10年周期で不況が訪れてきた。業界の大きなニーズの変化や気候変動によって同様の不況が度重なり起こっていることから、長期的に見ると次の不況は2030年に襲来すると予測される。また短期的にみると2008年のリーマンショックを起点に、この10年間は天災や人災などに巻き込まれ、売り上げの大幅減少を経験し続けてきている。そういった環境の中で顧客一社依存の脱却を進めた結果、メインのお客様の生産数の増減が売り上げに与える影響は、徐々に薄れ始めている。これは、数年前から進めている営業強化が結果となって表れている証である。しかしそれでもまだ、一社の影響を大きく受ける状況が続いている。これまでの自動車業界の激しい生産変動の経験から、一業界依存を続ければ自動車生産変動の大きな波に飲み込まれることは明白である。


以上を踏まえ我々が進むべき方向は、一社依存、一業界依存からの脱却。及び、売り上げの大幅な増減を回避し、安定的な利益を出すための営業利益率の改善向上である。一社依存から脱却し、一業界依存からも脱却するために、新たな業界での商売も模索していかなければならない。その達成目標を2025年とし、2030年不況に打ち勝つよう備えていく。

この経営改革書は、家族の期待と責任を一身に背負っている社員が安定した生活を築き、常に自己啓発に心がけ、過去の過ちを正し、お客様に愛され支持される会社を実現するために、数字による目標と方針を明確にし、何をしなければならないか、また、何をしてはいけないかを熱い思いを込めて書き上げたものです。したがって、実行する主役である社員の皆さん一人一人に実施責任をもっていただきます。
仕事ができることに日々感謝をし、家族と同僚と共に学び、自分自身に恥じることない行いを通じて、多くのお客様や関係するすべての人たちを応援する会社を作ります。
社長が先頭に立って「言い訳」の最大の敵となり、「成果」の最大の理解者になります。ご協力をお願いします。

令和3年8月31日

 

株式会社鈴木スプリング製作所
代表取締役社長 鈴木一史

株式会社鈴木スプリング製作所 代表取締役社長 鈴木一史