経営計画発表会にあたって
景気は緩やかに回復しています。個人消費は少しずつ持ち直し、人手不足の下で賃金の伸びは徐々に加速。輸出は米国・アジア向け中心に堅調。生産は増加基調を維持。物価は緩やかに上昇。為替は円高一服。北朝鮮情勢などの地政学的リスクが後退したことで、再び日米金利差に市場が傾き、ドル高円安が進行。株価は円高一服や貿易摩擦への警戒が揺らいだことなどから、市場リスク回避姿勢が弱まってきています。それに対して、海外景気の先行きに減速の兆しがみられるなど、年初に比べて景気情勢には陰りもみえており、保護主義的な貿易戦争の拡大により、経済の先行きが不透明となっています。また、自動車業界は100年に一度の転換期と言われているぐらい、電動化時代へ突き進んできております。その中でどのような選択と実行をするかによって、企業の結果が大きく左右されてきます。儲かりたいと思えば思うほど儲けから離れ、逆に世の中の役に立ちたいと考え行動していれば、頼まれごとの量が増えてくるような気がします。
頼まれごとは試されごとです。どんな些細なことであっても、頼まれたことに対して想像以上の結果を出せるよう、問題に対して一つ一つ必死に向き合っていきましょう。その結果失敗したらそれは宝となります。逃げずに問題に向き合うことによって自らの成長を促し、その成長は本当の意味での仕事の達成感とお客様の満足につながって、その結果企業の発展につながっていきます。小さな勇気を多く振り絞り、関わるすべての人達の本当の幸せを追求しましょう。
この経営計画書は、家族の期待と責任を一身に背負っている社員が安定した生活を築き、常に自己啓発を心掛け、昨年の過ちをただし、お客様に愛され支持される会社を実現するために、数字による目標と方針を明確にし、何をしなければならないか、また、何をしてはいけないかを熱い思いを込めて書き上げたものです。したがって、実行する主役である社員一人一人に実施責任を持っていただきます。
仕事ができることに日々感謝をし、家族と同僚とともに学び、自分自身に恥じることない行いを通じて、多くのお客様や関係するすべての人達を応援する会社を作ります。
社長が先頭に立って「言い訳」の最大の敵となり、「成果」の最大の理解者になります。ご協力をお願いします。
平成30年8月25日
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